世界で一番明るい屋根

世界で一番明るい屋根、映画を見た。

 

ちょっと不思議で、とってもきれいな映画だった。

星ばあの、時間は気持ちよく使え、という言葉が印象的だった。

 

子どもの頃、はやみねかおる夢水清志郎シリーズを読んで、「赤い夢」を自分はいつまでも見るのだと強く思っていたのを思い出した。どこかで、こんなふうに、ちょっと不思議な出会いや出来事をいつまでも待ってしまっている自分がいる。

家族でも恋人でも友達でもないような深い関係を、とても大事に思っている自分がいる。

 

だれかと一緒に、夜の星々と明かりのついた家々の屋根を、一緒に黙って眺めたくなった。