男友達

本、男友達を読んだ。

 

うーん、ちょっと、都合が良すぎる気がする。そんなにも自分だけを特別扱いしてくれる、都合が良い男友達というのは、実際にはそんなにいない気がする。

 

だけど、確かに男友達というのは、なんだかずるい響きだ。だって友達なら友達で、わざわざ男をつける必要はないのだから。

 

でも確かに存在もする気がする。

例えば、告白をしていただいたけど付き合うことはできなくて、今も友達である場合なんかは、どうしてだか男友達と呼ぶにふさわしいような気がする。

 

だけど、個人ではなく性別で括っている時点で、やっぱりなんかもう純友達ではないような。男友達いっぱいで羨ましいでしょ、とか、私は男友達に囲まれるようなさばさばとした性格です、とか、何かをアピールしちゃっているほんの少しの気持ちがあるような。友達、という無害な言葉にはない何かを含んじゃってるような。

 

だけど、話をするときに、単に友達っていうふわっとした情報より、男友達、とか言われたほうが具体的に状況をイメージできるという、単純により具体的な情報を提供しようというまっとうな表現のような。

 

おおう、微妙だ。難しい。